2016年9月20日火曜日

羽を乾かす

立ち枯れの木にオジロワシが留まり、
羽を乾かし始めました。大きな猛禽は、やっぱり存在感があります。




オジロワシ, White-tailed Eagle, Haliaeetus albicilla, Hokkaido, Japan / Sep.2014

2016年9月17日土曜日

美しい生き物

早朝の山で美しいカモシカに出会いました。



かつてこの地域には、カモシカが高い密度で生息していましたが、
急激に増加したニホンジカの影響を受けたのか、近年は個体数が減少傾向にあるようです。

ニホンカモシカ, Japanese Serow, Capricornis crispus, Northern Kanto, Japan, Sep.2016 / OM-D E-M5 MK2 with 300mm F4 PRO

2016年9月11日日曜日

林道の上


夏の暑い日。木陰のアスファルトの上はひんやりしていて、
サルたちにとって過ごしやすい場所のようです。




ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Northern Kanto, Japan, Jun.2016 / OM-D E-M5 MK2 with 300mm F4 PRO

2016年8月28日日曜日

林道てくてく

まだあどけなさの残る、幼いキツネに出会いました。


小石をひっくり返しながら何かを食べていたのですが、昆虫でもいたのでしょうか。
警戒心が強く、ほんの数枚しか撮れませんでしたが、貴重な出会いとなりました。

クマ用の超望遠レンズをつけていたので、図らずもドアップ写真に・・・。


ホンドギツネ, Japanese Red Fox, Vulpes vulpes japonica, Northern Kanto, Japan / Aug.2016

2016年8月16日火曜日

子ザルの遊び場

テレビのアンテナが子ザルの遊び道具になっていました。
一見、微笑ましい(?)写真ですが、サルの被害に悩む方も大勢いる訳で、
なんとも複雑な心境になってしまいました。



そんなところで遊んでいると、人に怒られちゃうぞ・・と。
人と野生動物の共生とは、共に生きることではなく、
いかに棲み分けるか・・ということだと思うのですが、
難しい現状を垣間見た気がします。




ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Tochigi, Japan / Aug.2016

2016年7月4日月曜日

ひょっこりおさな鹿

クマにはたどりつけない日々が続きます・・。
ひょっこり、幼いシカが姿を現しました。

枝かぶりをしてしまったけれど、姿を見せてくれてありがとう!
夕暮れ時になると、動物たちが続々と姿を晒し始めます。







2016年6月18日土曜日

青大将

帰り道に立派なアオダイショウに出会いました。
大きな生き物は、それだけで迫力があります。


アオダイショウ, Japanese Rat Snake,Elaphe climacophora, Nikko, Tochigi, Japan / May.2016

2016年6月14日火曜日

寝顔

梅雨の晴れ間は蒸し暑く、
日差しが強い時にはサルたちも木陰で休んでいるようでした。

警戒心の強い群れでしたが、少しづつ距離を詰め、じっくり撮影をしていたら、
一頭のサルが大きなあくびを繰り返し、目の前でウトウトし始めてしまいました。
しばらく見ていたら、ついに寝ちゃった・・!



本当は、、もう少し正面から、もう少し下から撮影したかったのですが、
僕の立ち位置が急な斜面だったのでアプローチできませんでした。

サルは表情豊かで良いですね。少し、癒されました。

ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Jun.2016

2016年6月13日月曜日

初夏の風物詩。

ハリエンジュの花を食べるニホンザル。


 




































葉には毒があるのですが、花には毒がないようです。

甘い香りに誘われるのか、この時期にはサルが
ハリエンジュの花を食べているシーンによく出会います。

ハリエンジュ(ニセアカシア)は、外来種であり、

一部地域では積極的な伐採も行われています。
一方で、養蜂の「みつ源」にもなっており、
今後どのように管理していくかで賛否両論があるようです。

ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Jun.2016


2016年5月3日火曜日

岩清水の隣で

岩清水の隣で、凛と咲くスミレ。
タチスボスミレの仲間というところまでは分かりましたが、
種の同定は出来ていません。





GWはクマに会えない日々が続いていますが、
立ち寄った先々で様々な出会いがありました。
丁寧に撮影していきたいと思います。

タチスボスミレの仲間, Violet spp, Viola spp, Nikko, Japan / May. 2016 / OM-D E-M5 MK2 with 40-150mm F2.8 ×MC-14

2016年4月28日木曜日

奄美の森①

新緑に染まる照葉樹林。
普段、落葉広葉樹林ばかり見ている自分にとっては、
照葉樹の森はとても新鮮だった。

いま見ている風景の中で、
この森はいったいどれほどの生き物を内包しているのだろう・・。
奄美の森は、深く、深く感じた。





奄美の森, Amami's rainforest, Amami Island. Japan / Apr.2016

2016年4月25日月曜日

写真等の提供依頼はこちらまで

これまでの写真・画像・動画等の提供実績です。
野生動物写真の提供依頼などがあれば、こちらまでメールをお願い致します。
⇒ crescent.bear02 アットマーク gmail.com

・ツキノワグマの生態学(書籍:信州大学山岳総合研究所)
 出版:2011年9月
 →ツキノワグマの写真提供

・クマが樹に登ると‐クマから始まる森のつながり‐(書籍:東海大学出版会)
 出版:2013年9月
 →ツキノワグマの写真提供

・野生動物管理のためのフィールド調査法(書籍:京都大学学術出版)
 出版:2015年3月
 →ツキノワグマの写真提供

・わたしの森林研究―鳥のタネまきに注目して―(書籍:さ・え・ら書房)
 出版:2015年4月
 →ツキノワグマの写真提供

・神奈川県立・生命の星博物館の電子百科(WEB哺乳類図鑑)
 公開:2015年6月
 →ツキノワグマの写真提供

・とちぎの野生動物(書籍:随想舎)
 出版:2016年2月
 →ツキノワグマ、二ホンジカの写真提供

・Current Biology(国際科学論文誌:Elsevier Inc)
 出版:2016年4月
 →ツキノワグマの写真提供(表紙に採用)

2016年4月19日火曜日

早春の味‐ツキノワグマ

春先、まだ芽吹く前の新芽を食べるツキノワグマ
(フルハイビジョン動画の切り出しです)


「冬眠明けのクマはお腹を空かせていて、気が立っているから危ない」という話をよく聞きますが、観察から言えるのは、この時期のクマはとても‟ゆったり”しているということです。

一日中眠たそうにしていて、活動する時間は限られています。
長い間、冬眠穴でじっと春を待って寝ていたのですから、
活発になるのにはそれなりに時間が掛かるのだろうと思います。
クマが本当に飢えるのは、餌資源が最も少なくなる夏の時期です。
この頃には、冬眠前に蓄えた脂肪の多くを使ってしまい、
痩せこけたクマをよく見かけます。

ツキノワグマ, Japanese Black Bear, Ursus thibetanus, Nikko, Japan / Apr.2014

2016年4月18日月曜日

アマミアオガエル

しばらく奄美大島に滞在しておりました。
この度の旅行では、現地の方にご親切にしていただき、
おかげさまでたくさんの生き物に出会うことが出来ました。
奄美には、ぜひまた撮影に行きたいと思います。

さて、写真のカエルは「アマミアオガエル」です。
奄美大島、徳之島に分布する樹上性のカエルで、
学名は「奄美産の緑色のアオガエル」という意味だそうです。
虹彩の美しさに見とれてしまいました。



アマミアオガエル, Amami Green Tree Frog, Rhacophorus viridis amamiensis, Amami Island. Japan / Apr.2016

2016年4月16日土曜日

庭先のシュレーゲル2

雨上りの庭先で。



西中国での暮らしは、身近に豊かな自然があって楽しかったなぁ・・。

シュレーゲルアオガエル, Schlegel's Green Tree Frog, Rhacophorus schlegelii,Nishi Chugoku Mountainous Region, Hatsukaichi, Hiroshima, Japan / Sep. 2015

2016年4月14日木曜日

きらわれもの

家の近所で。



ペット産業やペットブームさえなければ、本来あるべきところで、
あるべき姿で暮らしていたのでしょう・・。

アカミミガメsp, Common Slider, Saitama, JAPAN / March.2016

2016年4月12日火曜日

ツキノワグマの棲むところ

朝もやが残る早朝の森。
朝陽が差し込むと、ツキノワグマの棲む世界が輝きました。



新緑の季節になれば、もしかするとこの木にもクマが登り、
新緑の味を楽しむのかもしれません。

2016年4月9日土曜日

擬態

ボルネオでの懐かしの一枚。


一瞬、何も生き物は写っていないように感じますが、実はトカゲが擬態しています。
このトカゲは、トビトカゲの一種だと思われます。

左右に5~7対の肋骨が伸び、その間に皮膜があります。
樹上棲のトカゲで、皮膜を広げることにより、木の間を10m近く滑空する事ができるそうです。
できれば、滑空するところ見てみたかったです。

トビトカゲの仲間, Gliding Lizard, Danum valley, Borneo, / Mar. 2011

2016年4月8日金曜日

あたまポリポリ・・

悩み事いっぱい・・?


ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Dec.2015







2016年4月6日水曜日

「早春の味‐テングチョウ‐」

春先の暖かな日、冬眠から覚めたテングチョウがヒラヒラと舞っていました。
羽をよく見ると、枯れ葉にそっくりなことが分かります(葉脈まで再現されている・・!)。




ひとたび枯葉の海に姿を消すと、見失ってしまいます。

テングチョウ, Nettle-tree Butterfly, libythea celtis, Nikko, Japan / Apr.2016

2016年4月4日月曜日

カモシカのカモフラージュ

擬態と言えば、熱帯雨林の生き物を想像してしまいがちですが、
こうして見ると日本の生き物も背景にうまく溶け込むことがよく分かります。


























ニホンカモシカ, Japanese Serow, Capricornis crispus, Nikko, Tochigi, Japan / Apr.2015



2016年4月3日日曜日

「無数の爪痕」

遠くから見ると樹皮の模様のように見えますが、全てクマの爪痕です。
これまでに、いったい何頭のクマがこの樹に登ったのでしょうか。



ある瞬間、確実にクマがこの樹に登っていた・・
痕跡からその情景を想像できるということは、実は幸せなことなのかもしれません。

ツキノワグマ, Japanese Black Bear, Ursus thibetanus, Nikko, Japan / Apr.2016

2016年4月1日金曜日

「早春の味」

昨年の4月末に撮影した写真です。
今年も新芽の季節まで、あと少し。





 今思えば、やたらと色白の個体でした。

ニホンザル, Japanese macaque, Macaca fuscata, Nikko, Tochigi, Japan / Apr.2015

2016年3月26日土曜日

郊外の自然

長らく更新をサボっておりましたが、不調だったPCを買い替えたのと、
仕事の繁忙期が終わったので、ブログ活動も再開したいと思います。

新しく導入したオリンパスの40-150mm f2.8PROを持って、家の近所を散策してみました。
ふと、茂みに目をやると、オスのキジが草むらに隠れていました。
まさか、人の暮らしのすぐそばでキジを見るとは思わなかったので、びっくりしました。

しばらくすると、キジは草むらから出て来て、目の前を横断していきました。
初めてきちんと撮影出来たので、嬉しかったです。綺麗な鳥ですね。

キジ, Japanese Pheasant, Phasianus versicolor, Saitama, JAPAN / March.2016

PS 画像をクリックすると大きく表示されるようになったんですね。

2016年1月24日日曜日

【ツキノワグマの冬眠穴】

急峻な崖地に出来たツキノワグマの冬眠穴。穴の中にいるクマの吐息で温度が上がるのか、穴の入り口は雪に埋もれる事なく、ポッカリと空いています。


あと2ヶ月もすれば、冬眠から目覚めるクマが現れます。

ツキノワグマ, Japanese  Black Bear, Ursus thibetanus, Nikko, Japan / Feb.2013